行政書士試験に独学で合格するための5つの方法

-scrivener-test
「稼げる資格」として人気の行政書士。専門学校や通信講座など、様々な方法で勉強できて、資格を取得すれば比較的仕事につながりやすいというのがその理由のようです。でも、学校に通ったり講座を受けたりすると、仕事の都合などでどうしても計画が狂ってしまうもの。自分のペースで、しかも無料で勉強して、結果につながったら、もっといいですよね。

そこで、独学で行政書士の試験に合格するためにはどんな方法があるか?ということを考えてみました。経験者の体験談などから考察していますので、参考にしてみてくださいね。



行政書士試験に独学で合格するための6つの方法

方法1:まずは、どのくらい勉強すればよいのか考える


専門学校や通信講座では、予め組まれたカリキュラムがあり、それを受講していくことによって全体の勉強時間のコントロールができます。「○○時間勉強しよう!」と思わなくても、自然とそれだけのボリュームをこなすことになるのです。単純に勉強時間を重ねるだけでは成果にはつながりませんが、行政書士の試験に独学でチャレンジするには、一体何時間くらいを費やせばよいのでしょうか。

行政書士試験合格のために必要とされる受験勉強の総時間数は、多くの行政書士試験専門学校では、200~300時間としています。100時間も差があるのでかなりアバウトというか、個人差があると言えそうです。

方法2:勉強時間を捻出する


さて、では例えばこの200~300時間の間をとって仮に総勉強時間数を「250時間」とした場合、何か月くらいを勉強に費やせばよいのでしょうか。

行政書士試験に限りませんが、社会人が独学で試験を受けようとする場合、最大の難関が「勉強時間の確保」です。特に、学校や講座のカリキュラムが定められていない場合、自分次第でいかようにもなる反面、なかなか時間がとれなくなってしまうのも事実です。

おすすめは、「スキマ時間」。通勤電車の中、寝る前の30分、朝起きてから…。社会人にも、意外とこうしたスキマ時間はあるものです。もしもあなたが、「もう1分たりとも使えない!」というほど忙しいのであれば、いったん勉強はお休みした方がいいかもしれません。時間を確保することもそうですが、そのための精神的なゆとりも、独学での試験合格には必要だからです。

方法3:独学で合格するための勉強計画


さて、ここまで紹介してきたように、専門学校や通信講座の力を借りずに独学で行政書士試験合格を目指す場合、一番の違いは「カリキュラムの有無」です。独学でも努力次第で時間をつくれることはわかりましたが、それではその時間の使い方はいかがでしょう。

何事も計画は大切です。限られた時間を有意義に使うための計画を立てましょう。
ポイントは、「無理をしないで、できる範囲のことをざっくりと」です。

どんな計画でも、きっちり計画通りにいくことは難しいものです。ましては、仕事をしながら独学での勉強は、イレギュラーなことの連続のはず。ならば、「○月までにこのテキストを終わらせる」といったような、ざっくりとした計画を立ててみてはいかがでしょう。

「どうせ守れない」という後ろ向きな考え方でなく、ある程度の余裕を持たせて計画を立てて置き、もしも順調にいったら、テキストの苦手な部分を読み返したり、過去問題を1年分多く解けばいいのです。

方法4:周囲の協力を得よう


行政書士の試験は、ただでさえ合格率が非常に低いことで有名です。数字としては10%、10人に1人しか合格しない程度といわれています。ましては独学での受験ですから、その壁は高いといって間違いありません。突破のために、できることなら、周囲の協力を得るようにしましょう。

・家族に試験のことを話し、勉強時間にはテレビの音量を下げてもらう。
・仕事をしながら受験する場合は、上司に相談し、早めに帰宅できるよう仕事を調整してもらう。

資格試験を理由とする残業の調整は難しい場合もあるかもしれませんが、こうした環境の整備でだいぶ勉強の効率はあがります。

方法5:テキスト選びは超重要


世間には、行政書士試験を独学で受ける人のために、たくさんのテキストが販売されています。動画で学べるDVDつきのものもありますね。では、こうした膨大な量のテキストの中から、どれを選ぶのが最もよいのでしょうか。

行政書士試験に独学で合格したある人は、「行政書士試験のテキストだけでは合格しません!」と断言します。では、その人はいったい何を読んで勉強したのでしょうか。

答えは、法律の参考書です。民法や会社法、行政法などの解説書が書店にはあります。試験対策のためのテキストを書店に買いに行く時には、まずこうした解説書を手に入れてください。これらは、現役の行政書士も手元に置いている、いわばプロ向きのテキスト。試験範囲だってしっかり網羅しているんです。

・法律の基礎知識・憲法・民法・行政法・会社法の5つの参考書が揃ったら、初めて過去問題などの資格試験対策本を手に取りましょう。

いかがでしたか?とっても難しいと言われている行政書士試験ですが、独学でも合格している人は確かにいます。もしもあなたが、独学で行政書士試験に挑戦しようとしているのであれば、努力が実を結ぶよう、効率よく勉強を進めてください。この記事が役に立つことを祈っています。

まとめ
行政書士試験に独学で合格するための5つの方法
方法1:まずは、どのくらい勉強すればよいのか考える
方法2:勉強時間を捻出する
方法3:独学で合格するための勉強計画
方法4:周囲の協力を得よう
方法5:テキスト選びは超重要


免責事項