怖い夢ばかり見る時の心理状態と7つの対処法

nightmare
あなたは、怖い夢を見ることはありますか?「子どもの頃から繰り返し見る同じ夢を今でも頻繁に見る」という人がときどきいますよね。夢とわかってはいても、見ている最中は本当に恐ろしく、飛び起きて汗びっしょり、なんていうことも。

こうした怖い夢ばかり見るのには、どういった心理が働いているのでしょうか。また、できることなら見ないようにしたいもの。対処法をいくつかご紹介しますので、怖い夢に悩んでいる方はぜひご一読を。



怖い夢ばかり見る時の心理状態と7つの対処法

対処法1.まずは「眠りの質」をチェックしてみる


怖い夢を見る人は眠りの質に問題がある場合が多いとされています。

一般的に、眠りは「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があります。レム睡眠の語源は「rapid eye movement = 素早い眼球運動」で、その名の通り、眼は閉じているけれども脳はある程度覚醒している状態のことを言います。反対に「ノンレム睡眠」は、身体と脳両方がリラックスして眠りについている状態です。正常な眠りでは、レム睡眠とノンレム睡眠が1.5時間ごとに繰り返されます。

では自分自身の眠りはどうなのか?寝てしまっているから普通ならわかりませんが、実は眠りの質を調べる方法があるのです。といっても難しいものではなく、最近ではスマートフォンのアプリで眠りのリズム(レム睡眠/ノンレム睡眠)や時間がわかるものがあります。就寝時のオンにして眠れば、実際に眠りについてから起床するまでに睡眠時間、レム睡眠とノンレム睡眠のバイオリズムなどを見ることができます。

対処法2.日常生活のストレスをチェック


怖い夢を見る原因は、心理的なものが多いのもまた事実。人は誰でも、日常生活で多少なりともストレスを受けています。それを負担と感じるかどうかは性格によりますが、ストレスをストレスとして感じてしまうタイプの人は、怖い夢を見る傾向にあるようです。
ここで、簡単なストレスチェックをしてみましょう。ここでは、職場でのストレスを見ていきます。

●職場内にうまくいっていない人がいる
●人と自分を比較して、敗北感や嫉妬を感じることが多い
●会社を辞めたいと思うことが多い
●仕事に関して、周囲から過剰に期待されていると思う
●自分の職や会社の将来に対して不安を感じることが多い
●仕事が忙しく、仕事時間が長いと感じる
●仕事でミスやトラブルがあった

5つ以上「YES」があったら、要注意。日々の仕事からストレスを感じているかもしれません。
そのほか、子育てや家庭、友人関係の悩みなのでストレスを感じている場合もあるので、客観的に自分を見つめ直してみましょう。

対処法3.運動でストレスを発散し、よい眠りへ!


対処法1・2で自分の状態を確かめたら、続いて怖い夢を見ないようにするための対策を考えましょう。眠りの質を上げる、ストレスを減らす、どちらにも効果的なのは運動です。特に、水泳やジョギングなどの有酸素運動が効果的。脳に充分な酸素を送ることが大切です。適度に身体を動かすことは、新陳代謝を促進し健康によいことはもちろん、知らず知らずのうちにため込んでいるストレスを発散することにもなります。

また、あまりも疲れると夢も見ずにぐっすり寝てしまうことがありますよね。心地よい疲労感が熟睡につながるのです。もちろん、やりすぎは禁物なので、できることならトレーニングジムなどに通ってインストラクターに相談しながらやってみるのがよいでしょう。

対処法4.悩みは一人で抱えずに、誰かに聞いてもらう


もしあなたが、深刻な悩みを抱えていて怖い夢を見ているのだとすれば、一刻も早く悩みを友人や家族に聞いてもらいましょう。よく言われることですが、どんな悩みも人に話すことで意外とすっきりするものです。

特別に「こうした方がいいよ」というアドバイスがなくても、ただ「こんなことがあってね」と聞いてもらうだけでも、だいぶ楽になるはずです。信頼できる人に時間をもらって、悩みを吐き出してしまいましょう。

対処法5.服用している薬は体に合っている?


最近になって怖い夢を見るようになったという場合、何か薬を服用しはじめたりはしていませんか?違法薬物でなくても、脳の中枢神経に影響するような治療薬であれば、多少精神状態に影響を及ぼす場合があります。
思い当たる節があるという人は、薬を処方してくれる医師や薬局などで副作用について問い合わせてみましょう。

対処法6.枕を変えてみる


「本当にそれだけで怖い夢を見なくなるの?」と思うかもしれませんが、案外、睡眠の環境を変えることで解決する場合もあります。最近では枕選びの相談やオーダーメイドができる枕の専門店もあるようです。高さ、大きさ、固さ、材質など、自分に合った枕を選ぶことで、怖い夢を見なくなるかもしれません。いずれにしても、良い眠りが良い毎日をつくるので、気になる方は一度相談してみてはいかがでしょうか。

対処法7.それでもだめなら病院へ


実は怖い夢には、「悪夢障害」というれっきとした病名がつく場合があります。ここまでチェック方法や対処法をご紹介してきましたが、いずれにもあてはまらず、対処法も効果がでないという場合には、思い切って診療内科や精神科を受診してみましょう。専門のカウンセラーによるカウンセリングで、自分でも気づかなかったストレスや潜在的なトラウマなどが見つかるかもしれません。

いかがでしたか?怖い夢を見続けていると、眠ること自体が怖くなってしまい睡眠障害を引きおこすこともありますが。怖い夢を見るのには理由があり、原因を探るチェック方法やそれぞれに対処する方法があります。ぐっすりと気持ちよく眠り、翌朝すっきりと目覚め、充実した毎日を送りたいものです。怖い夢に悩んでいる方は、ぜひご紹介した対処法を試してみてください。

まとめ

怖い夢ばかり見る時の心理状態と7つの対処法

対処法1.まずは「眠りの質」をチェックしてみる
対処法2.日常生活のストレスをチェック
対処法3.運動でストレスを発散し、よい眠りへ!
対処法4.悩みは一人で抱えずに、誰かに聞いてもらう
対処法5.服用している薬は体に合っている?
対処法6.枕を変えてみる
対処法7.それでもだめなら病院へ


免責事項