禁煙中の禁断症状!?耐えられないほどの眠気対策と5つの成功法則

Siesta
一念発起して禁煙を始めて、誰もが直面するとてもつらい症状が「耐えられないほどの眠気」です。まるでスイッチが切れるように、車の運転中だろうが会話中だろうが、はたまた仕事中だろうがお構いなしに襲ってくるこの眠気、禁煙の最初の難関ともいえます。

禁煙を始めるとほとんどの人がこの耐え難い眠気に直面します。あらかじめこの眠気に対策を立てておかないと、思わぬトラブルを招いたり、うまくいくはずの禁煙に出だしでつまずいてしまう事になりかねません。

けれどもこの眠気を乗り切ることが出来れば、禁煙の最初の大きなヤマは越えたことになります。備えあれば患いなし!うまく眠気を乗り切って、禁煙成功を宣言しましょう!



禁煙中の禁断症状!?耐えられないほどの眠気対策と5つの成功法則

 

法則1:禁煙開始前の生活習慣が成功の決め手!


いざ禁煙を始めると、眠気をはじめとしてこれでもかと、いろいろな禁断症状に襲われます。今まではストレスを感じるとタバコを吸って解消していたのが、今度はそれにタバコの無いストレスが加わります。生活習慣が不規則で心身に余裕のない状態で無理に禁煙を始めてしまうと、自分で思っている以上に大きな負担が心にも体にもかかり、挫折してしまいます。

特に禁煙で最も多い眠気の対策には、一定の睡眠時間の確保と生活リズムの安定が欠かせません。禁煙を始める前に生活リズムを安定させ、眠気などの禁断症状を受け止める力を温存しておきましょう。

法則2:禁煙はまとまった休みに始めよう!


禁煙中の異常な眠気の正体は、タバコのニコチンに脳が乗っ取られた状態(タバコ脳)から起こります。本来正常な脳は、神経伝達物質のアセチルコリンで脳の興奮・抑制・覚醒をコントロールしています。ところがタバコで定期的にニコチンを体に送り込むと、ニコチンがアセチルコリンの作用を強力に行うので、脳はアセチルコリンを作る必要がないと判断し、ほとんど作らなくなってしまうのです。

そこで急に禁煙すると、脳の興奮・抑制・覚醒をコントロールするものが無くなり、意識を正常に保つことが出来ず、「落ちる」ように意識を失ってしまう事があるのです。これは禁煙の1日目が最も激しく、5日間ほどは強く続きます。この間、判断力や忍耐力も落ちていますので、重要な判断や決定をするのには非常に不向きです。

また、万が一眠ってしまっても影響が出ないように、自宅で好きなだけ眠れるゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始などに禁煙を始めるのが望ましいです。禁煙開始と共に、体は徐々にアセチルコリンを作り出します。禁煙開始最初の1週間はとても眠いですが、ニコチンが体から抜けていっている証拠です。頑張りましょう!

法則3:眠れるときにはとにかく仮眠!


禁煙を始めると、タバコでコントロールされていたそれまでの一日の流れが一変します。ニコチン欠乏による眠気と共に、タバコの無い生活に急に変わるわけですから、新しい生活スタイルに適応するために心や体には、あなたが思っている以上に負担がかかっています。

禁煙による眠気を解消しようとうっかりタバコに手を伸ばしてしまう前に、効果的な仮眠で睡魔を撃退しましょう。特にパワーナップと呼ばれる20分程度の仮眠が禁煙に伴う眠気に効果的です。しっかり20分で目覚めるために、携帯・スマホ・タイマーなどでアラーム(バイブ)を使うと安心です。

また、カフェインは飲んでから20~30分後に効果が出るので、仮眠前にコーヒー・紅茶・緑茶などのカフェインを含む飲み物を飲んでおくのもいいですね。昼寝の20分は朝の20分の睡眠に比べ、格段に疲労回復効果があるそうです。

たとえ20分の仮眠をとるのが無理でも、禁煙に伴う眠気対策であればたとえ2分の睡眠でも効果が証明されています。一日の中で可能な限り仮眠を取り、英気を養いましょう。

法則4:タバコに代わるストレス解消法を用意する


ニコチンに完全に依存しているタバコ脳から正常な脳に回復するには、一般的におよそ3ヶ月かかるとされています。眠気を何とかやり過ごせるようになっても、少なくともこの期間は気を抜かずに禁煙し続けないといけません。

しかしながら、タバコに代わるストレス解消法が無いと、これだけの期間を乗り切るのは難しいものです。禁煙による口さみしさから食事や間食の量が増え、体重がかなり増えてしまう人も少なくありません。

禁煙後の健康維持のためにもウォーキングやジョギング、軽いスポーツなど、体を動かすストレス解消法を見つけておくのがおススメです。

法則5:1年後の禁煙記念日のお祝いを決めておこう!


禁煙は他の誰でもないあなたが達成する目標です。禁煙を成功させるために頑張った努力も、それを達成するために味わった辛い思いもあなたにしか分かりません。禁煙中に襲ってくる眠気を撃退するために歯を磨いたり、顔を洗ったり、冷たい飲み物を飲んだり、体を動かしたり、やってみるといい事はたくさんあります。

禁煙は「できて当然」という簡単な目標ではありません。それだけに、禁煙中の眠気をはじめとする辛い症状を一つ一つ乗り切っていっているあなたをその都度ホメ、「すごいぞ自分!」と前向きに評価するようにしてみてください。

特に「タバコを吸いたい!」という強い衝動は長くても3分ほどしか続きません。この「3分1本勝負」に勝利するたびにあなたの禁煙のゴールは近づきます。禁煙成功1週間、1ヵ月、3ヶ月、半年、1年、と節目になる日にはぜひ頑張っているあなたに対するご褒美を用意しておき、労わってあげてください。禁煙達成1年の記念日に新しいサーフボードを自分へのプレゼントにした人もいます。ツラい眠気もいつか終わりが来ます。あと一息ですよ!

 

さて、今回は禁煙中の禁断症状!?耐えられないほどの眠気対策と5つの成功法則をお届けしましたが、いかがでしたか?禁煙中に襲ってくる耐えられないほどの眠気は長く続いても3週間ほどで、その後他の症状に主体は移っていきます。たとえ眠気が襲ってきても、あらかじめその対策を立てておけば、いたずらに恐れることなく乗り切って、禁煙の次の段階に進めます。この5つの法則を参考に、眠気を撃退して見事禁煙成功!を達成してみてください。

まとめ

禁煙中の禁断症状!?耐えられないほどの眠気対策と5つの成功法則

法則その1:禁煙開始前の生活習慣が成功の決め手!生活リズムを整えよう!
法則その2:禁煙はまとまった休みに始めよう!
法則その3:眠れるときにはとにかく仮眠!
法則その4:タバコに代わるストレス解消法を用意しておこう!
法則その5:1年後の禁煙記念日のお祝いを決めておこう!


 

免責事項