吐き気がするほどのストレスから一気にリラックスモードに変える7つの方法

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仕事や日常生活でストレスを感じることってありますよね。自分なりのストレス解消法でいつもはストレスにうまく対処していても、時には猛烈にストレスを感じて吐き気を催すほどの事もあるかもしれません。そんな時には、試すすべもなくストレスに無防備にさらされないといけないのでしょうか?

いえ、いえ、そんな事はありません。ストレスを感じるきっかけや、強いストレスの起こる前のサインを知っておけば、効果的なストレス対応法があるのです。この簡単な7つの方法を知っておけば、心や体が快適に保てます。そんな「ストレスとの上手なつきあい方」をご紹介します!



吐き気がするほどのストレスから一気にリラックスモードに変える7つの方法

 

方法1:ストレスサインとは逆の行動でリラックス!


私たちがストレスを感じると、自分でも意識しないうちに「ストレスサイン」と呼ばれる様々な反応が体に表れてきます。まず、自分のストレスサインを知り、吐き気がするほどの激しい体の反応になる前に対処するのが肝心です。

ストレスがかかると自然に表情がこわばるので、顔の筋肉を動かしてこわばり具合をチェックします。次に、ストレスを感じている時は体全体が硬直する症状も出ます。また、ストレスを感じると黙り込んだり独り言、口癖のストレスサインが出ることがあります。

「チッ」という舌うち、「面倒くさい」「疲れた」という言葉を連発しだすと、かなりストレスレベルが上がっています。また、ストレスを感じると普段より早足になり、あらゆる行動が早く乱雑になる人も少なくありません。こうしたストレスサインを自覚した時には、表れてるストレスサインと逆の行動をするのが効果的です。

「早足になっているな」と思えば意識してゆっくり歩き、「体に力が入っているな」と思う時は、息をゆっくり吐いて体の力を抜いてみるといった具合です。

方法2:ストレスを回避できる手段を考えよう


人間関係がストレスの原因で、嫌いな相手の事を考えると胃が痛んだり吐き気を感じる人もいることでしょう。嫌いな相手に限って相手の行動が妙に気になって、「あの人のこういうところが嫌い」と嫌いな相手のイヤな所ばかりにとらわれてしまいがちです。

嫌いなら、相手のことなどできるだけ意識しないで放っておくことです。仕事上やむを得ない場合を除き、その相手との接点はできるだけ無くすのです。ストレス要因は生活習慣からできる限り排除し、嫌いな人には可能な限り近づかなくてもいいように、生活パターンや行動パターンを見直してみましょう。

方法3:「心地よい状態の自分」のイメージしてみよう


ストレスは周囲の状況や環境に対してあなたが抵抗することによって生まれます。つまり、実際にストレスを生み出すのは外部の刺激に対して抵抗や反応をしているあなた自身なのです。そこでこの「抵抗や反応」の形を変えてみるのです。苦手な人や物事にストレスを感じている時には「嫌だな」と感じているはずです。これを「嫌」と感じなければストレスになりません。

これはポジティブシンキングを無理にするのではなく、過去に自分が心地よかった状態を思い浮かべるのです。「大会で賞をとった自分」「難しい仕事だったけれどやり遂げた自分」「温泉で身も心もリラックスしている自分」などです。その状態の自分をリアルにイメージしたまま会社や学校の自分の席から1mほど離れた所に立ち、席に座っているいつもの自分のイメージに心地よい状態の自分のイメージを重ねます。

「心地よい状態の自分」をイメージするだけでストレスを感じている状態は自然に変化し、刺激に対するあなたの反応も変わります。こうして自分自身を苦しめているストレスの反応を変えて、違う反応を引き出すのがポイントです。

方法4:事実をありのままに受け入れよう


「受け入れる」というのは、起こっている出来事の事実と、その出来事に対するあなたの解釈を切り離して、事実だけを単純に受け入れるという意味です。出来事に対してあなたがどう思うかにはあえて意識を向けません。例えば、あなたに対して感情的に怒鳴り散らす上司がいるとします。

あなたは「上司が怒鳴っているな」という事実を受け止め、「どうしてこの人はいつもいつも私を感情的に怒鳴るんだろう?」というような解釈をしないのです。そうすると、ストレスの元となる物事との距離感が変わり、ストレスが軽くなっていきます。また、事実に集中するのにいい方法として「実況中継をする」というやり方があります。「上司が怒っております。髪の毛をふり乱しております。今日これで3回目です…」など目の前の状況を心の中で中継すると、客観性が保てます。

方法5:視点を遠くに置くようにしよう


忙しくて心に余裕が無くなってくると、「○○しなければならない」という言葉が増えてきます。余裕のないストレスフルな状況に置かれると、どうしても視野が狭く、近視眼的になりがちです。忙しくて緊急の問題の真っただ中の時こそ「そもそもこの仕事のゴールは何?」「何のためにこの問題を解決しなければならないの?」と自分自身に問いかけてみてください。

問題に焦点を合わせるのではなく、ゴールに焦点を合わせることが大事です。目の前の問題という近くに焦点を置くのではなく、遠くのゴールに意識を向けるだけで、気持ちが少し楽になるはずです。また、私たちの体そのものも、ちょっと先を見つめて行動する方がより力が発揮できるようになっています。あなたの能力をうまく引き出すためにも、意識して視点を遠くに切り替え、推進力をアップさせてみてください。

方法6:ストレスを受けた現場からいったん離れて深呼吸


「ストレスを受けた場所からいったん離れる」のは、あなたの心身の状態を整えるのに大いに役立ちます。場所を変えることは、状態をブレイクするのにとても有効なのです。場所というのは意外に強い影響力を持っていて、場所が変わらなければ自分の状態を変えることも難しいのです。

例えば、上司のデスクの前で怒られて、その場で気持ちを立て直そうとしても、なかなかその状況はブレイクできません。体を動かして、ストレスを感じる場所から物理的な距離をとるのはとても重要なのです。自分なりの深呼吸ができるスペースまで移動して、深くゆっくりとした深呼吸を繰り返して体の力を抜いていくと、「幸福ホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されて徐々に心もほぐれていきますよ。

方法7:ストレスを感じる状況に遭遇する前に反応を決めておこう


人にはそれぞれ考え方や感じ方に個人差があり、特定の状況でどんな反応をするかにはその人独特のクセが出ます。物事に対して強く反応して抵抗する人ほどストレスを感じやすく、軽く受け流す人ほどストレスを感じにくいのです。そこで、自分がストレスを感じるとあらかじめ予想される状況に対して、自分がストレスを感じない反応を決めておき、ストレスを感じると同時にストレスを感じない反応で対処します。

「自分勝手な上司がいる」→「皆に嫌われてかわいそう」
「マナーの悪い人がいる」→「ああ、そんな人もいるんだな」
「何度言ってもわからない人がいる」→「この人は問題解決のやり方を知らないんだな」
などです。

さて、今回は吐き気がするほどのストレスから一気にリラックスモードに変える7つの方法をお届けしましたが、いかがでしたか?ストレスの元になる要因を完全に無くすのは無理です。自分にとってストレスになる状況に対して、「一定の距離をとり」「ストレスに反応している自分の状態をよく観察して」「自分にとって価値あるゴールを思い浮かべつつ」「心地よい状態の自分で」「自分がストレスに感じない反応をする」のはどうでしょうか?

あなたにとってストレスのかかってくる状況でも、あなたはなすすべもなく耐えるしか方法がないわけではありません。これらの方法を実践して、あなたの持つストレスをコントロールする力に気づいてみてください。

まとめ

吐き気がするほどのストレスから一気にリラックスモードに変える7つの方法

方法1:ストレスサインとは逆の行動でリラックス!
方法2:ストレスを回避できる手段をできるだけ考えよう
方法3:「心地よい状態の自分」をイメージでストレスをかわしてみる
方法4:ストレス刺激にスグに反応せず事実をありのままに受け入れる
方法5:視点を遠くに置くようにする
方法6:ストレスを受けた現場からいったん離れて深呼吸する
方法7:ストレスを感じる状況に遭遇する前に反応を決めておく


 

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